仔猫を保護したらどうしたら良い?
子猫を保護したら、できる限りその日のうちに動物病院で健康チェックを受けることが理想的です。
適切な飼育方法、ノミダニの駆除、感染症の予防等気を付けなければいけないことはたくさんあります。
食欲、元気がある場合でもなるべく早めに健康チェック、寄生虫駆除・予防、ワクチン接種の相談をしましょう。
仔猫はすぐに重症化してしまうので、食欲元気がない、目ヤニや鼻水が出ている、くしゃみをしている、嘔吐や下痢がある場合は出来るだけ早く動物病院を受診しましょう。
月齢による生活スタイル
■1週齢
・2,3日で目が開き始めますがうまく歩けません。
・食事はミルク、哺乳瓶等でこまめな食事が必要です。
・排泄補助が必要です。
■2週齢
・よちよち歩き始めます。
・食事はミルク、哺乳瓶等でこまめな食事が必要です。
・排泄補助が必要です。
■3週齢~4週齢
・お皿からミルクを飲める子が増えてきます。
・歯が生え始め離乳食スタートできる子もいます。
・排泄補助がいらなくなってくることがほとんどです。
・歯が生えていてもうまく離乳食が食べれない子はミルクを継続してください。
保護したらまず行うこと
【保温】
段ボール箱等ににバスタオル、ペットシーツを敷きます。全体を25度前後で保ち湯たんぽや使い捨てカイロなどにタオルを巻きそれをあてがい加温スペースを用意してください。全体が加温スペースだと脱水を起こす可能性があるので注意してください。
【食事】
授乳は、牛乳ではなく猫用ミルクと哺乳瓶を準備してください。
2週齢までは2~3時間ごとの授乳が必要と考えてください。
【排泄】
排泄補助は、ぬるま湯でタオルやティッシュを濡らし陰部、肛門をなぞってください。
授乳のタイミングで行うとよいかと思います。
最後になりますが、以上の事が上手く進まない時はやはり動物病院をすぐにでも受診してあげてください。
また人にも感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)を保有している可能性もあるため保護してから14日間は最低限の接触に留めてください。
いつもお読みいただきありがとうございます
■院長 田代 雄太郎
当動物病院では、動物たちと飼い主様と獣医師でタッグを組んで、正面から向き合って診療・治療を行ってまいります。
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